ベンチャーから始まる、新しい介護

介護のあり方、介護士の働き方を変えるサービスを築くまでの道のり

上海「CHINA AID」へ参加

中国(上海)の「CHINA AID」

中国(上海)の「CHINA AID」へ参加。
 
今年の1月から上海で公的介護保険が正式にスタートしたとの情報を入手し、
中国の介護保険や介護事情をリサーチしに行きました。
 
情報と考察を・・
 

在宅介護について

現地駐在のニチイさんからの情報より、
介護人材が育っておらず、在宅1対1の介護はこれからの様子。
(実際に天下のニチイさんも在宅介護から施設介護へ方向転換している)
メイドさんを利用する文化や、
一人っ子政策からくる両親を介護するのは子供の勤めとする考え方が強く、
文化的に在宅介護をアウトソーシングするのは、まだまだこれからの様子。
 

施設介護について

4年間で88施設を開設した爆速企業もあったが、
日系企業は、州からの介護報酬が受けられないようで、
かなり苦戦を強いられているとのこと。
中国の施設を運営する企業は、
重度の高齢者や認知症の方の対応が弱いため、
ニチイさんが特殊な仕組みをとっていた。
 
施設一棟を運営するのではなく、
元気な高齢者に対しては中国企業がケアし、
同じ建物の中の、重度な方の介護を日系企業がケアする仕組み。
日系企業のポジションは、重度な高齢者や認知症の方のケアに強みを発揮するべきなのか。
 
施設開設の方法は、
日本と同じように、権利方式が多いとのこと。
つまり、建物の所有者と介護サービスを提供する運営者が別のパターン。
 

まとめ

福祉機器やソフトも充実しており、法規制や文化の違いなどから、
日本企業の参入する余地は小さく、旨味もないなと感じた。
単純に、「中国の介護は中国企業や中国人で行うのが、自然な姿だよな」と。
 
あくまで上海に限定して3日間のリサーチなので、
曖昧な部分や聞き間違いの部分もあると思うが、概ねの感想と考察です。
 

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以上